ビットコインと金(ゴールド)、皆さんはどちらもご存じだと思います。
なぜビットコインと金(ゴールド)を比較するのか不思議思う方もいるでしょう。
しかし、この二つには意外な共通点、そして相違点があります。
ビットコインを理解する上でもこの関係を知ることは重要でしょう。
(*以後,金のことはゴールドと表記します)
目次
3つの共通点
世界中どこでも価値が同じ
ゴールドはどこの国や地域へ行こうが世界中どこでも価値は同じということはご存じでしょう。
現在ではゴールドは1グラムにつき日本では約1万4千円、アメリカで90ドル、欧州で80ユーロとhなります。(投稿時点
一方でビットコインにも同じことが言えます。
ビットコインは日本円にして約1000万円ですが、アメリカでは7万ドルです。(投稿時点
一見すると価格が違うようにも見えますが、これは為替の影響で価値としては変わることはありません。
リスクヘッジとして使える
価値が世界共通ということは資産のリスクヘッジにも繋がります。
例えば、自分が日本円を沢山持っているのに日本が滅んだとします。
すると、どうでしょうか。日本円という通貨の価値を保証しているのは世界で日本政府のみです。
つまり、その政府がなくなってしまうと、日本円がいくらあったとしても紙切れ同然となってしまうのです。
アメリカで日本円をドルに換えようにも紙切れとは交換してくれませんよね。
そこでゴールドとビットコイン
この二つは世界で共通の価値を認められています。
そのため、例え日本が滅んでも金かビットコインを持っていれば、紙切れ同然の価値になる心配はありません。
どちらかを持っていれば簡単にどの通貨にでも換金が可能です。
価値が変動する
価値が変動することは当然の共通点です。
どのように価値が決まるのか、簡単に言えば需要と供給です。
需要が供給より高ければ価値が増加し、需要が供給より低ければ価値は減少します。
例えば、ビットコインの半減期が来たとします。
そうすると供給量が減るため自然と需要が供給より高くなり価値が増加するという流れになります。
3つの相違点
現物か否か
ゴールドとは当然ながら現物で存在し、デジタル上には存在しません
一方でビットコインは逆にデジタル上でのみ存在し現物としては存在しません。
量に限りがあるか否か
この点は先ほどの現物かデジタルかという違いが大きく関係します。
ビットコインの場合はデジタル上に存在するため、いくらでも量を限定するようにプログラムが可能です
一方のゴールドは確かに地球規模で見れば、量に限りはあります。しかし、我々が手に入れられるゴールドの量は自分たち分だけです。
もし新たに地中からゴールドを発見すれば量は増えてしまいます。
取引のしやすさ
仮に、ゴールドでハンバーガーを買おうとするとしましょう。しかし、自分が持っているのは100万円分のゴールドの塊、ハンバーガーは一個500円。
ハンバーガー一個買おうにもゴールドの塊はそう簡単には500円分だけ分割し、支払うことはできません。
一方でビットコインならばどうでしょうか。
100万円分のビットコインを持っていれば500円分だけ分割し支払うことは、いとも簡単にできてしまいます。それはデジタル上にあるためで、現物のゴールドではとても困難なことです。
イメージとしてはPayPayのような感じでしょう。
まとめ
以上、主に3つずつ共通点と相違点をまとめてみました。
ここで覚えておいて頂きたいことはゴールドより遥かにビットコインの方に将来性があるということです。
先ほど挙げた3つの相違点がありますが、どれもデジタル上という意味でビットコインはゴールドを凌ぐ価値や利便性を生みます。
どちらが本当に優れた資産かはこれからの時代が証明するでしょう。