暗号資産って何?
数年前から聞くようになった『ビットコイン』や『仮想通貨』という言葉。しかし、その言葉の意味を理解していない人は多いはずです。
今回はそんな人達のためにビットコインなどの解説をしていきたいと思います。
まずは『仮想通貨』と『暗号資産』という言葉。この違いを理解しないと話が始まりません。仮想通貨と暗号資産は基本的には同じ意味ですが、今では『仮想通貨』より『暗号資産』と呼ばれることが主流です。理由の一つは『仮想通貨』の通貨という言葉が日本円と暗号資産を混同させてしまい混乱を招くことを防ぐためだと言われています。
ビットコインとは?
①【ビットコイン】とは数ある暗号資産の一つです。暗号資産というと確かにメジャーなビットコインという名前が思い浮かぶかもしれません。しかし暗号資産はなにもビットコインだけではないのです。ETH、XRP、LTCというアルトコインと呼ばれるビットコイン以外の暗号資産もあり、なんと現在あるものだけでも暗号資産は23000種も存在するのです!
②ビットコイン(暗号資産)は株価と同じように売買の取引が可能で常に価値が変動します。しかし、価格が変動するのは株のように決まった時間だけではないのです。ビットコインは24時間取引可能なのです!なぜそんなことが可能なのか、理由は簡単。株の取引では証券会社の管理者のように取引をする時には必ず仲介する人がいます。しかし暗号資産の取引は仲介する人がいないのです。その仕組みは後ほど説明したいと思います。
③株の場合、株式の発行数に上限はありません。しかし、ビットコインに発行できるコインの数に限りがあるのです。その上限が2100万枚となっています。その上に発行するとしても一気に21000万枚発行するのではなく段階的に決まった量を発行していくのです。この限りがある量を決まった量で段階的に供給するということは暗号資産の価値を証明するきに重要な言葉になります。ここで注意してほしいのは暗号資産はすべて発行枚数に上限があるわけではないということです。
株と暗号資産は株式やコインを発行したら需要と供給の関係で価値が減少するという面で共通しています。一方で株は人の意思で株式が無限に発行できてしまいます。しかし、ビットコインはどうでしょうか。ビットコインには発行枚数に限りがあり、段階的に決まった量が供給されるため人為的で過剰な発行による価値の暴落は起きないのです。
④みなさんが今まで気にしてきた為替レート。ビットコインがあれば気にすることなんてありません。どうしてかって、暗号資産は国境に縛られない送金(暗号資産を他人に送ること)ができるからです。例えば円からドルに換えるためにかかる為替手数料は払わずに済むのです。そのためにはまず円をビットコインに換金する。そして、そのビットコインをドルに換えるという段階を踏めば可能なのです。確かに厳密に言えば確かに暗号資産の送金を行うとき手数料は発生します。しかし為替手数料と比べれば送金の手数料は微々たるものです。
⑤取引で信用するのは人や会社ではありません。システムです。先ほどから青文字で書いてあるようなことがナゼできるのか。そのカギは完璧にプログラムされたシステムが握っています。今までは第三者の人が取引を仲介する必要があり、その分の人件費などがかかっていました。しかし暗号資産に人は必要ない。このシステムにより仲介する必要性すらなくなり、その手数料分がなくなり手数料が株式などの取引と比べて格段に安いのです。
まとめ
ポイント① 暗号資産はビットコインだけではない!
ポイント② 株などのような中央管理者がいない!
ポイント③ 国境なき低コストな取引ができる!
ポイント④ 信用するのはシステム!
今回の解説はいかがでしたでしょうか。今回は株などと比較した暗号資産の魅力を解説してきました。ポイントとして上記の4つを挙げましたが、最低限の知識として覚えておけば素人とはいえないでしょう。
現在のビットコインの価格は決して低いものではありません。この記事を書いている時点で日本円にして1ビットコイン900万円以上もの価値があるのです。ビットコインが誕生した当時からたった十数年しか経過していない現在、当時と比較して価値は100倍以上にもなります。しかし、これだけではビットコインの成長は止まりません。これからのビットコインの動向に注目です!